ホルモン治療を行う上で知っておきたい知識
閉経前か閉経後かによってホルモン治療の対策・薬が変わる
ホルモン治療を行う上で、いくつか勉強したものをまとめておきます。
乳がんは、女性ホルモンの分泌と関係があるため、閉経前か後によって対策が異なります。
閉経前のホルモン治療
ホルモン治療というと、ホルモン分泌をコントロールするのかな?って思っていたのですが、実はそれだけではないようです。
女性ホルモンの分泌をなくしてしまうと閉経後に現れる更年期障害の症状や骨粗鬆症にもなりやすいといわれています。
がん細胞は、女性ホルモン「エストロゲン」の受容体(レセプター)にくっついてがんが増殖するそうで、エストロゲンの受容体に、がん細胞がくっつく前に受容させて、癌化させないようにする抗エストロゲン剤「タモキシフェン」の服用が一般的に使われます。
ちなみに、生涯に分泌されるホルモンの量はスプーン1杯だそうで、現代人は生理が9倍になっているので、9倍になっているのかな?とも思いつつも、あまり出ないことに驚きました。(余談)
タモキシフェンの副作用
引用:第23回きらら乳がんフォーラム2021「乳がんになってから知っておきたいこと」治療するには副作用は気になるところです。
タモキシフェンの副作用は、ホットフラッシュというほてりが出てくる場合があるくらいで、閉経と同じように女性ホルモンを少なくしてしまうわけではないので、多くの副作用はないようです。
いろいろなサイトを見ていると、これから紹介する閉経後の治療「アロマターゼ阻害薬」の副作用と混ざって捉えている人もいるので気をつけてください。(紹介している動画でも女性ホルモンを下げるわけではないと紹介しています。)
他に、デメリットとしては、子宮体がんの確率が高くなるようです。それは、乳がんには抗エストロゲン剤は効くのですが、スライドにあるように「骨と子宮内膜には女性ホルモンとして働く」ので、子宮がんになる割合は、2〜3倍になるそうです。
女性ホルモンの分泌は変わらないのになぜ増えるのかな?と疑問を持ちつつ。
女性ホルモンの分泌は変わらないのになぜ増えるのかな?と疑問を持ちつつ。
私の場合、子宮筋腫もあるので、女性ホルモンを少なくする必要があり「リュープロレリン」という注射をあわせて打つ治療になります。
女性ホルモンの分泌を少なくする「リュープロレリン」注射
この注射は、女性ホルモン分泌を脳から司令するLH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が多くなると、逆に性ホルモンの分泌が抑えられるという現象を利用しているそうです。
私も3月くらいからホルモン治療を5〜10年くらいかけて治療するので、副作用があれば報告していきます。
閉経後のホルモン治療
閉経後の乳がんのホルモン治療は、男性ホルモンが女性ホルモンになるアロマターゼを阻害する薬「アナストロゾール」「エキセメスタン」「レトロゾール」を摂取するそうです。
アロマターゼ阻害薬の副作用
女性ホルモン「エストロゲン」の良い面がなくなるので、それらの恩恵がうけられず、骨粗鬆症・関節痛・コレステロールが高くなる症状になってしまうそうです。
脂肪があると男性ホルモンは女性ホルモンになりやすいのですが、エストロゲン自体はコレステロールのコントロールをしているのでややこしいですね。
閉経後の治療
ちなみに、日本の平均閉経時期は50.5歳だそうで、私も閉経後は、女性ホルモン分泌を抑える「リュープロレリン」の注射はしなくても良くなるかもです。
私の治療方法
- 乳がんのために 抗エストロゲン剤で癌化しないようにする
- 子宮内膜には、女性ホルモンを少なくするリュープロレリンで分泌を抑える
>>ゆえに、更年期障害のような症状が現れるかも?
まとめ
- 閉経前か後で前「抗エストロゲン剤」か、後「アロマターゼ阻害薬」の大きく2つの治療方法に分かれる。抗エストロゲン剤は後でも使えるそうですが。
- 抗エストロゲン剤は、乳がん細胞をブロックするけど、引き続き女性ホルモンは出ているので、子宮がんになる可能性は減らない
- 閉経後は、女性ホルモンの分泌が少なくなり、脂肪と男性ホルモンで女性ホルモン化することを阻害するアロマターゼ阻害薬は、骨粗鬆や関節痛になりやすい。

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